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塾経営者が陥りがちな失敗とその対処

今回は、多くの個人塾経営者の方が陥りがちな失敗を中心に説明してきますね。

さて、この陥りがちな失敗について説明するため、歯医者の事例と飲食店の事例を最初に共有させて下さい。歯医者も飲食店も個人事業という意味では、個人塾経営に色々なインスピレーションをもらえますし。

カフェのような歯医者

自分の家の近くに、カフェのような歯医者があります。どんな外観なのかといいますと、全面ガラス張りで待合室は丸見え。そして、入口付近に三脚で固定されたミニ黒板があり、手書きで「今ならホワイトニング5000円から!!」と書いてあります。屋根もカフェ風の屋根。なんと表現すれば良いんでしょうか。

こんな感じです↓
カフェ画像

全面ガラス張り、入口付近の手書き黒板にこんな感じの屋根(↑)。これって、よくカフェやイタリアンレストランなんかで良く見る外観ですよね。

こういった外観はカフェやイタリアンレストランのベストプラクティスです。実際、こういった外観であれば、多くの若い人は惹かれる傾向があるでしょうし、少しオシャレ感が演出されているだろうと、個人的には思います。

でも、このカフェ業界におけるベストプラクティスを、まったく文脈の異なる歯科業界に持ち込んでしまうとチグハグ感が出てしまいます。そもそも、お客さん(=患者さん)としては、外から丸見えの待合室なんて嫌でしょうし、黒板に治療メニューが記載されているのも何だか商売ッ気たっぷりで良い印象は受けません。お客さんの頭の中にある歯科医院像としてのベストプラクティスとはかけ離れている、と思うのです。

こんなことで、個人塾の外観を考える際にも、他業界のベストプラクティスを何も考えずに導入してしまうのはナンセンスです。まず、塾業界としてのベストプラクティスを知り、その中で他業界のベストプラクティスを適用できるかどうか、ということを学ぶべきです。そうしなければチグハグ感をお客さんに印象を与えてしまいます。

チグハグ感って、要は、コーラの瓶に牛乳が入っていた時に感じるようなものです。牛乳は牛乳パックに入ってこそ、安心して飲む気がするものです。塾も、まずは塾らしい外観に整えることで、お客さんも安心してくれるのではないでしょうか。

トイレが2つある小さな飲食店

次の例は、小さな飲食店のお話です。その飲食店の席数は25席程度のこじんまりした所なんですが、何故かトイレだけは男子用と女子用で1つずつ、計2つあるのです。これは結構な無駄だと思うのです。例えば、大手チェーンの居酒屋(席数60席以上)でも、男子と女子トイレが1つずつある程度ですよね。

この飲食店のオーナーとは知り合いでして、店を始める前に「トイレは男女別じゃなきゃダメだろう」と胸張って言っていたのを覚えています。確かに、大手チェーンの居酒屋を基準として考えるならば、それはその通りなんです。でも、店舗スペースの狭い飲食店であるならば、トイレは1つで大丈夫だし、トイレ1つ分の空間をキッチンスペース等に割いて、従業員のオペレーションがはかどるような設計にした方が良かったのかなぁ、と今となっては思うのです。

つまり、この事例から何を言いたかったのかといいますと、自分の身の丈を知る大事さです。自分の身の丈に合わないことを実施してしまうと後々痛い目にあうかもしれない、ということです。

飲食店の事例でいえば、「トイレは男女別で2つあるべき、というあるべき姿」があるのですが、自分の「現時点」の「身の丈」を考えた時に、その「あるべき姿」である必要はあるのかということです。世の中的に「そうあるべき」ことと、自分たちの現時点で「そうあるべき」ことは往々に異なることが多いと思います。

おそらく、塾としての「あるべき姿」は大手塾が作っています。そりゃそうですよね。あれだけたくさんのCM流し、毎日あれだけの広告をたくさん打っていれば、世の多くの人々の頭の中にある塾としての「あるべき姿」は大手塾になっていることでしょう。そして、その「あるべき姿」は私たち自身も無意識に刷り込まれているはずです。大手塾のようでありたい、と知らぬ間に思っているのです。

ですが、私たちは現時点で個人塾です。誰がどう騒いだところで個人塾なんです。どんなに頑張っても、お客さんからは大手塾とは認識されません。ということは、自分達の身の丈にそぐわない施策は打ってはいけないし、そんな施策をうってしまうと、むしろお客サービスの質が下がってしまうかもしれないのです。

例えば、大手塾のシステマチックな制度を個人塾に導入しようとするのは、明らかに身の丈を見誤ってますよね。このように、「あるべき姿」である大手塾から学ぶべきこともあれば、学んではいけないこともあるし、「まだ」学べないものもあるわけです。この判断基準を明確にさせるのは、自分の身の丈を知ることですよね。このあたりを意識するだけで、致命的な失敗に陥らなぬようにできるのではないか、と思います。

それでは、またの機会に。

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